本|教え学ぶ技術 ー 問いをいかに編集するのか

£1 = ¥165.30

2022年5月12日には156.97円まで下がったのに、
6月8日には、168.59円。
また、少し下がってきてるけど、
学費支払い時期にまた下がってくれてたらいいな。

本日の本はこちら。

 

Saya さんがなんどもツイートし、
強くオススメしているこの本。

タイトルは
『教え学ぶ技術』だけど、
これ、大切なの、副題じゃない?

『問いをいかに編集するのか』

や、まさに、そのことが書かれてた。

いやー、問いって大事よねー。

だって、そこに論の端を発するもんね。
その出だしの方向性によって、
どっちにいくかが決まるもんなぁ、、、

迷路みたいに、こっちかな?
なんて気軽に舵を切って、
いくとこまで行って、
行き止まり、みたいになり得るから、
出鱈目になんて決められないな。
こりゃ。 

で、目次はこんな感じ。

目次
序章 「問いを編集する」とはどういうことか
第1部 いかに論理を組み立てるか
1日目 抽象と具体によって課題を明確化する
2日目 分析枠組みはこう使う

第2部 自分が解くべき問いを見つける
1日目 問題意識を俯瞰する
2日目 関心をコンテクストにのせる
3日目 キーワードを探すために
4日目 問いからリサーチ・クエスチョンへ

学習レポート―チュートリアルを振り返って

引用:Amazon

面白かった。

今の僕が確実に言えるのはこの一言。
そして、これは修士が始まって、
また、一度開いて読むべき本だと思った。

大学院を経験していない、
論文を書いたこともない、
海外の大学院なんてとんでもない、

そんな僕が確実に言えるのはこれだけ。

第1部は、教育に関するエッセイを書く課題を通じて、
なんだか、二人であーだこーだやってる。

わかりやすいエッセイの構成、
論理の展開の仕方、

そんなのが書かれていた、んだと思う。

第2部は、
トピックを思い浮かぶところから、
リサーチクエスションをたてるまでの流れ。

正直、ちんぷんかんぷん。

ただ、なぜそうなのかというと、
その世界でそもそも何をするのかが
わかってないからなんだろうな。

ある分野について、
大雑把に、あるいは、具体的に、
研究したいって決まってはいる。

けど、じゃぁ、どう研究するの?

ってなるとわかってない。

例えば、料理を作りたい!
って思ったとしても、
基本的な工程もわからない、
道具の使い方どころか、
どんな道具があるかすらわからない。
そんな状態だと、
「煮崩れを防ぐために面取りをすればいい」
って書かれたって、
なんのこっちゃさっぱり、、、
ってなる感覚に近いのかもしれない。

この本を、
いや、だよねー
とか
あ、なるほど!
とかって読める人は、
その世界にいる人だろうと思う。

僕みたいな、スタートラインにも立ってない人間は、
はぁ、ほぉ、え?わかってるかって?
わかってるかわかってないかすらわかっていません。
です。

ただ、それでも、

  • ほぉ、論文を書くときは、広げて狭めて広げて狭めてってするのか。まるで、刀職人のようだな。鍛錬か、鍛錬。
  • 苅谷先生が石澤さんに、『〜ってどういうこと?』『ほかには?』『〜と〜の共通点は?』『〜に関連性はある』みたいにして問うていることって、問いを深めるのに重要だし、実際に始まったら、こうやってくんだろうなぁ、、、
  • 物事や概念って抽象度のレベル感ってあるよね。レイヤー感っていうか。割と意識して生活している方だけど、この意識ってめっちゃ大事なんだなー。1つ目の「広げて狭めて」もそうだけど、このレイヤーを行ったり来たりしながら、ものを観ていくのね
  • 一見違うように見える事柄から共通概念を見出して「あれ?これって質的には似てるよね?てことは、本質的には、、、、ん、、、こういうこと?」とか「これとこれって、めっちゃ似てるけど、全然質違くない?」とかそういう視点って大事そう

あたりは、今までの自分の生活に照らし合わせても、
汲み取れた感じ。

これは、大学院入学前に、一度目を通して、
入学後にもう一度目を通して、
脂っこい時期に、いけるなら、流し読みでもできれば、
目の前の取り組んでいることが、
より豊かになりそうな予感のする本。