ソニー銀行のソニーバンクウォレットかwiseか。答は両方。半年イギリスで暮らした感想。

£1 = ¥161.95

 

留学渡航が近づくにつれ、
現実味を帯びてくるのが、
あれ、お金、、、、
どやって生活すりゃいいの?

って漠然とした、
でも、重要な疑問。

現地銀行口座をもてない身分である
ビザなし状態で半年間渡英。
なんの支障もなく暮らすことができた報告。

ちなみに、お金の使い方は、
人それぞれなので、
いろんな人の情報を参考にするのが吉かと。
あくまで僕の場合の記録。

僕は、
ソニーバンクウォレットとwise
両方持って行った。

違いは?とか、使ってみてどうだった?

ってのは、後半に。

まず、イギリスでお金のやりとりが発生した場面。
おおまか以下のような感じ。

  • スーパーでのお買い物
  • 地下鉄
  • カフェやレストランでの支払

   → コンタクトレスカードでピッ

  • 携帯電話料金支払い 
  • ジムやコーヒサブスクの支払い

   → 口座から自動引落

  • カウンシルタックス支払い 
  • 出願費用の支払い

   → 口座から振込

そんなもん。

現金は必要か?

半年間、現金利用は一度だけ。

10人くらい、語学学校の仲間でご飯に行き、
代表の人が支払ってくれた翌日、
現金で渡したときのみ。

これだって、口座間送金で対応できるし、
レストランでスプリットできるから、
現金なくてもいける。

もちろん、何かあったときのために、
いくらかもってた方がいいけど。

必要だとしたら、小さな商店で、
カード使えないとかいうときがあるかも?
ってくらいかな。
我が家の近くで言えば、
中東系の八百屋がそうだったかも。

『コンタクトレスカードでピッ』ってなに?

日本でも最近、コンタクトレスのカードがみかけるけど、
このマークのついているやつ。

Suica みたいなもん。
カードを機械にかざせば、支払い終了。

wiseもソニーバンクウォレットもついてるので、
その点、どっちも変わりはない。

要はデビットカード
(クレカもコンタクトレスあるけど)

Suicaとの違いは、

  • Suica:チャージした金額から支払う
  • デビット:口座から引き落とす

イギリスはデビットの人、多い(らしい)。

日本は、
クレカのポイントポイントポイント社会で、
デビットが流行ってないし、
馴染みなくて不安かもしれない。

ちなみに、クレカのポイント集めが大好きで
イギリス往復分マイルをJALカードで貯めた僕も、
クレカはイギリスでは一度も使わなかった。

なぜか?

ポイントは溜まる。
けど、
為替レートの上乗せ分 + 手数料で割高になる
から。

話を戻して。

ということで、デビット、
使ったことがない僕も、
使えたし、すぐ慣れるし、
安心していいと思う。
慣れればわかりやすくていい。

アプリやパソコンで取引がすぐ確認できる。

クレカのように反映されるまで時間がかかって、
「他にも使った気がするけど、
まだ記載されたないなぁ、、」
みたいなこともない。
ソニーバンクウォレットでも、wiseでも、
すぐ反映されて、楽チンに使用履歴確認できる。

たまに、現金のみの小さな商店もあるけど、
このカードだけで生活は全く問題なかった。

ちなみに、さっき、
10人の飲み会で代表の人が払って、、、
って書いたけど、
イギリスでは、
お会計をスプリットできる。

レストランとかでお会計の際、
「割ってくれる?」
って頼めば、
合計金額を頭割りしてくれて、
それぞれコンタクトレスで支払いできる。
たぶん、そのときの代表の人は、
店員さんに10人分、
ピさせるのが申し訳なかったんじゃないかな。
レストラン混んでて忙しそうだったし。

てことで、日常のお会計は、
コンタクトレスデビットカードでピ。

口座から自動引落

  • 携帯料金
  • コーヒーサブスク
  • ジム代

あたり。
これは、契約時の引落口座の設定で、
口座を登録するだけ。

これも、ソニーバンクウォレットも wise も
変わんない。

口座から振込

  • カウンシルタックスの支払
  • 大学院出願費用の支払

くらいだった。

これもソニーバンクウォレットも wise も
どちらもできる。

ただ、これ、注意なのは、
振込というより、
「引落としてもらう場合は、
どちらもこれができる」
って言ったほうがいいのかな。

って気もする。

大学出願費用も、カウンシルタックスも、
パソコン画面で、
住所とか名前とか色々記入していったら、
後半、支払い画面が出てきて、
ここで、カード番号を入力。
そうすると、その口座からお金が引かれるわけで。

オンライン決済というべきか、
引落しというべきか、
振込と言うべきか、
ちょっと頭の悪い僕には決め切れないけど、
そういう形は、
ソニーバンクウォレットも wise もできる。

けど、本当の振込(なんだ、本当の振込って・・・汗)
つまり、パソコンやアプリで、
自分の口座アカウントにログインして、
相手の口座番号や名前を入力、
金額を指定して、
お金を送るってのは、
ソニーバンクウォレットはできない。
wise はできる。

日常使いにおいて、
これが、wise と ソニーバンクウォレットの、
一番大きな、そして感じた違い。

ということで、この辺から、
本題の、

じゃ、ソニーバンクウォレットとwise 何が違う?
どっちをもってく?

って話。

結論は、両方持ってくだけど・・・

僕が感じた違いは2点。

  • ソニーバンクウォレットは口座間送金ができない
  • wise は100万円分しか口座に入れておけない

ソニーバンクウォレットは口座間送金ができない

上でも書いた通り、
パソコンやアプリで、

自分の口座アカウントにログイン
→ 相手の口座番号や名前を入力
→ 金額を指定
→ お金を送る

ってのは、

wise はできる。
ソニーバンクウォレットはできない。

できない、っていうか、
正確に言えば、手数料取られる。
そして、国外に住んでるとできない。

moneykit.net

moneykit.net

moneykit.net

 

ソニー銀行は海外送金がおトク』
なんて文字を見ると、一見、
ソニー銀行口座から、
国内外の金融機関の口座に
振り込めるように見えるんだけど、

(仕向け送金)のページを見たら、

赤字で

国外にお住まいのかたはご利用いただけません。

って書いてるし。
てことは、イギリスに住んでてたら、
口座送金できないってことでしょう。

引用:ソニー銀行からの外貨送金(仕向け送金)|MONEYKit - ソニー銀行

(被仕向け送金)は受け取れますよー、
って話だし。

引用:ソニー銀行への外貨送金(被仕向け送金)|MONEYKit - ソニー銀行

しかも、たとえ、
仕向け送金を力技でやってみたとしても、
手数料が3,000円かかってくる。
手数料0円はあくまで被仕向け送金(受取り)だけ。

引用:外貨預金・外貨送金手数料|ソニー銀行(ネット銀行)

例えば、
僕は、生活費を管理するため
Saya さんのイギリスの銀行口座に、
毎月お金を送金している。

これをするには、
自分の口座アカウントにログインして
Saya さんの口座番号を入力して、
送金しなきゃいけない。

こういったことが、
ソニーバンクウォレットはできない。

この形と、

出願費用やカウンシルタックスのように、
入力画面を用意してくれてて、ぽち!

って仕組みとは違う。

ちなみに、口座間送金(振込)は、
僕の場合、生活費管理のためだけだったけど、

  • 飲み会で代表で払ってくれた人に支払うとき
  • 友達から物を譲ってもらって支払うとき
  • 要は、相手の口座を教えてもらって振込むとき

に使える。
めったにそういう場面はないかもだけど。
けど、いざというときに、
口座間送金、振込ができないっていうのは、
ちょっと痛い。
だから、wise 持っててよかったって思った。

ちなみにのちなみに、
イギリスは口座間送金無料で、
日本のように振込手数料発生しない。
だから、気軽に使える。

例えば、友達に£100支払うところ、
間違って£150支払っちゃって、
「えー、多いよー?£50戻しとくねー」
なんてことが気軽にできる。

wise は100万円分しか口座に預けられない

wise の口座を作り、
1ポンド150円きったとき、
喜び勇んで150万円分をポンドに替え、
そこから、語学学校の授業料とかを支払って、
100万円分ちょっと超えたくらいだったとき、
突然、wise から以下のようなメールが届いた。

f:id:TT125:20220409003946p:plain

なんか、法律で決まってるみたい。
そこで初めて知った。

ソニーバンクウォレットは
いわゆる外貨預金なので、
100万円以上分ポンドで保有してても
こんなことはないわけだけど、
wise はこんな感じ。

でも、特に生活を送っている上で、
全然支障なかった。

けれど、ポンドが安いときに、
100万円以上を一気に換金しておく
という技が使えない。

つまり、大学院の100万円を超える学費は、
基本的にここからの支払いは難しそう、かな。

いや、ただ、

日本の現地規制により、Wiseアカウントに100万円を超える金額を30日以上連続して保有することはできません。

ってあって、裏を返せば、
30日以内であれば100万円を超える金額を保有できるわけだから、
今日、300万円分ポンドに換金して、
すぐに大学に振込むということは可能なんだよね。

けど、そのときに問題になってくるのはレート。

安いときに、ポンドに替えておいて、
そのレートのポンドで支払うってことは、
この場合難しい。

ということで、僕の場合の感想

以上を踏まえて、僕がまた同じ状況で渡英するなら、
どうするか、、、っていうと、
ソニーバンクウォレットも wise も両方揃えてく。

理由は

  • 2枚持ってたら、1枚紛失したり何かあったときに安心。
  • それぞれ、メリット・デメリットある

だから。

口座間送金、振込ができないのはいたいから、
ソニーバンクウォレット一択という手はない。

wise の100万円しか入れておけないというのは、
底が尽きかけたら、必要に応じて
ポンドに変えればいいだけの話。

だから、どちらかだけ!って言われたら、
wiseにはする。

どちらも、口座を持ってて、
口座維持手数料が取られることもないし、
持ってて損はないので、
万が一のために、両方持っていくのがいいのかなー。