King's College London Pre-sessional Course を終えて

7/18から9/2までの
プリセッショナルコースの振り返り。

受講期間は6週間。

KCLのCAS発行が遅かったため、
Pre-sessionalはOnlineで受けることに

結果、Onlineでよかったと思う。
Online にもメリットがある。

16週コース、11週コースの人と合流するため、
Week6 から Week1 に向かっていく。
Week6が1週目、Week1が6週目。

期間

7/18-7/22:induction week
7/25-9/2:Pre-sessional Course

最初の1週間はオリエンテーション
システムの説明、コース概要、
最終課題などの説明で、
1日90分程度の授業があった。

2週目以降は通常授業。

評価と最終課題

Extended Writing(Reading 100%, Writing 100%)
Seminar(Speaking 100%、Listening 30%)
Listening Test(Listening 70%)

で評価される。
3つ課題を通じて、
英語のスキルが
(  )内の配分で計られる。

Extended Writing は 8/25、
5週目の木曜日 提出。
IELTS のようなお題が出されて、
(今回は女子教育と出生率の関係)
1200語でエッセイを書く。

Seminar は 8/24 or 25、
5週目の水曜・木曜日実施。
どちらか1日。
EWと同じお題で、
2分間のプレゼン(スライドなし)と
人数 × 2分程度のディスカッション。
ディスカッションの人数は4名程度。

Listening Test は 8/19、
4週目の金曜日実施。
問題は20問。
10分ほどの授業が2つ。
各10問ずつ。
それぞれ2回聞いて、問題に答える。

最初の10問
1分程度問題文を読む時間
→ 音声1回目(解答作業)
→ 音声2回目(解答作業)
→ 答の確認

残りの10問
1分程度問題文を読む時間
→ 音声1回目(解答作業)
→ 音声2回目(解答作業)
→ 答の確認

という感じ。

 

授業

Tutorial: 週1回・30分
Start the Week: 60分 (Week6と5のみ)
Live Lecture: 火曜日〜金曜日 90分×2コマ
Lecture: 月・木・金 60分×1コマ

担当教員が20名ほどの生徒をもつ。
クラス分け(基準はわからない)がされる。

Tutorial は、4人1組 の少人数で、
週1回、担当教員と面談。
その週の重要事項や各生徒の質問や相談に乗ってくれる。

Start the Week が最初の2週行われ、
システムの使い方や重要事項の説明があった。

Live Lecture 、
時間は、17:15-18:45 と 19:15-20:45(日本時間)。
Microsoft Teams を使っての授業。
それぞれ、
Academic Workshop
Academic Principles
と名前がついてて、15名、35名程度の授業。
授業内容は、最終課題に向けて、
Listening 以外に関するアカデミックスキルの学習。
英語のエッセイの書き方(IELTSとは違う)、
論文の読み方、
プレゼンの仕方、ディスカッションの仕方が中心。
 Worksheetが配られ、それに沿って授業は進む。
事前配布、当日配布、半々くらいな印象。
ブレイクアウトルームに分かれて、
議論をして答えを探したり、
Collaborative Document を共同で編集したりもあった。
Week3:金曜日 Listening 試験のためなし
Week2:水曜日〜金曜日 Seminar試験とExtended Writing提出のためなし
Week1:課題提出後のためかなし

Lectureは、21:30-22:30(日本時間)。
月曜日:Pre-sessional Lecture
木曜日:Content Lecture
金曜日:Study skills Lecture
とそれぞれ授業に名前がついてた。
Content Lecture 以外は、
アカデミック・スキルに関する授業。
Content Lecture は、
MAコース開始後に備えてか、
ノートテイキングの練習用か、
テーマに沿ってのお話。
いずれも基本は聞くだけ。
Teams のチャット機能を使って質問すると、
先生が答えてくれたりした。

課題・宿題

KEATS に Lesson Preparation という課題があり、
Live Lecture 前にやっておくことになってる。
Week3 以降は変則的だが、
それまでは、AW2コマ分、AP2コマ分の課題。
それ以外に、Vocabulary の課題もあり。
所要時間各1時間程度という想定。

授業中に毎回宿題がでることはなかった。
感覚的だが、3回に1回くらいでたかなぁ、、
という感じ。
1時間もあれば終わる宿題が多かった。

課題や宿題をもとに授業を進めることも、
たまーーにあったが、
基本、確認されたりすることはなかった。
が、
Lectureのときに「後半になるとLesson Preparation をやらない生徒が出てくる」「Vocabulary とか特に・・・」と先生が言っていたので、アクセス統計を見ているのか、それともログインして課題をやることになるのでバックグラウンドでチェックされているかもしれない。

受講生

感覚的だが、僕のクラスは、
20代が8割、30代が1.5割、40代が0.5割、
中国人8割、日本人1割、その他1割、
という感じ。
多くの受講生が助け合いながらやろうという雰囲気。

学習システム

KCLの学習システム KEATS(キーツ
Microsoft Teams を使用。

入学したら Microsoft のアカウントが作られるので、
Teams が自動的に使えるようになる。
ちなみに、Word などの Microsoft 製品も。

KEATS には、
Pre-sessionalの概要、
授業前の課題、
最終課題の要項、
Lecture へのリンク
などが書かれてて、
基本、そこを見れば必要なことが書かれてる。

Teams は、
カレンダー機能からLive Lecture に参加したり、
チャット機能で担当教員とやりとりしたり、
チーム機能で学校側からの授業に関することも含めた
あらゆる情報が発信された。

KEATS にも膨大な情報が書かれてるし、
Teams も日々情報が発信される。
授業リンクなど、
変更に関する情報発信もたまにあった。

2つのシステムにまたがっているので、
少々煩雑。
煩雑が故に、
見落とす生徒もたくさんいるから、
先生たちはそれを補うために、
Teamsに丁寧に発信してくれる。
が、それがまた煩雑さを増す原因にもなってた。
自分にとって既知情報か、
変更情報なのか、
見落としているものなのか、、、

たまたまらしいが、
最初の1〜2週間、システムエラーで、
授業がカレンダーに表示されないなどで、
みんな右往左往していた。

Online のメリット、所感

・通学の地下鉄代節約(Face-to-Face だったら片道£4かかってた)
・時間の節約(Face-to-Face だったら片道30分かかってた)
・授業中、わからないところをネットで調べながら受講できた
・Online授業でも気の合う人とはチャット機能などでそれなりに仲良くなれる

その他所感

※ 受講3ヶ月前にギリギリIELTS6.5を取れた程度の英語力を持つ僕の個人的感想

授業中の英語は聞き取れたか?英語でコミュニケーションが取れたか?

・先生の使うは聞き取りやすい速度。わかりやすい表現を使って伝えようとしてくれていた。

・他国の受講生の英語は、まったくといっていいほど何を言っているかわからず、ブレイクアウトルームでも愛想笑いでごまかしたり、わからないといったり、とりあえずなんか言っておかなきゃ・・・と相手の質問の答えになっていないかもしれないと思いつつ発言してた。ブレイクアウトルームなどでは、みんな普通にやり取りしているように見えてたが、後半になるにつれ、同じ国籍の受講生同士でも意図・意味・内容が正確に取れていないことがわかったし、違う国籍の人が話す英語はお互いに「聞き取りにくい」と思っていることがわかった。なぜわかったかというと、Seminarの試験が近づくにつれ、正確に英語での議論を成り立たせる必要が出てきて、「あなたの発言を私が正しく理解していたら・・・」「それってこういう意味?」「もう1回いって?」などの発言が増えてきたから。また、Seminar の試験に向けて、お互い議論を成り立たせるために、発音に気をつける様子も見受けられた。

英語、ついていけたか?

・授業のテーマも、学ぶアカデミックスキルも面白かったが、扱われている英語が難しかった。できるだけ使いたくなかったが、DeepLを使わないと全くついていけなかった。正確には、DeepLを使わなくても単語を調べながらいけばわかるが、例えば、事前に授業で使うワークシートを配られても、段落単位の文がいくつか載っていて、DeepLを使わないと時間が足りない。授業当日にワークシートを配られたときなんかは、もってのほか。Extended Writingを書くにあたって、文献を参考にしながら進めるが、IELTSのリーディング問題ではみたことの内容な単語もいっぱいあったし、時間が足りなくてDeepLを使って、なんとかギリギリクリアできた、という感じ。

・Extended Writingで、初めて1200語クラスのエッセイを書いたが、この作業は意外と楽しかった。英語力がもっとあったらいいのに、、、とずっと思ってた。最終エッセイ提出前に、2回、先生にプランを見てもらう機会があった。意外だったのが、その際、先生に文法ミスを Glammary などを使ってチェックするようにと指示されたこと。

どのくらい忙しかったか?

・時間が足りない、時間が足りない、と書いているが、割とやることがたくさんあった。課題として出されている授業に関連した予習、復習、宿題、2回の Extended Writing のプラン提出。火曜〜金曜のLive Lecture が 2コマ なので、なかなか忙しく期間中は、ずーーーーっと勉強していた。

不安はなかったか?

・最初の2週間はがむしゃらにやってたが、2週目終わりあたりで 自分の英語力の足りなさを痛感し、Pre-sessionalを通過できるか、できたとしても修士課程開始後ついていけるかとても不安になった。16週コースや11週コースの人は、IELTSスコアで言えば僕より低く、イコール英語力がないわけで、そういう人たちでも多くが修士課程に進めているし、数週間 Pre-sessional を受けたからと言って、飛躍的に英語力が伸びるとも思えないので、頑張れば Pre-sessional は通過できるのだろう、、、と信じ込みながら、やれることを精一杯やろうという気持ちだけで進んでいた。修士課程には絶対に進みたいと思っていたが、落ちたら落ちたでもう1年英語力をつける猶予を与えてもらえるということでもあるので、どちらにせよいいと思った。Pre-sessionalを通過できるかどうかについては、自分にできることは最大限やるだけだし、判断は僕がすることじゃなくKCLがしてくれることなので、余計なことは考えず、精一杯やることに努めた。もし、通過できたときのことを考えたら、嬉しい反面、Pre-sessional で苦労している状態が修士課程の間中続くのかと思うと、非常に憂鬱にもなった。けれど、この英語力とこのやり方でもし通過できたとしたら、それはKCLが「君はそれでいい」と言っているわけなのだから、そのときは修士課程で苦労もするだろうが頑張るしかないと思った。

英語力は伸びたか?

IELTSなどの試験を受けていないのでわからないし、試験を受けてもバンドスコアが伸びるほど英語力がついたとまでは思えないけれど、きもーーーち、伸びた、気も、する。Speaking は後半、去年イギリスにいた頃くらいには戻ってた気もする。Writing は明らかに少しスムーズに英語表現できるようになった。Readingも少し返り読みをする機会が減った気がする。Listeningは、、、、よくわからない。

その他、また気が付いたことがあったら追記予定