イギリスの大学院は、必ずしも出願の早い人からとっていくわけではないということがわかる一事例

イギリスのマスターは、
いつ合格をいただけるかわからない。

ローリング審査方式(Rolling Admission)
を採っていて、
出願された順に審査し、
合格者が定員に達すると締め切る、
早く応募すればするほど有利、
みたいなことが色々なブログに書かれているけれど、
例外もある。

Twitter 界隈では、早々にオファーをもらったとか、
1ヶ月でもらったとか、
色々見るけれど、
僕は5ヶ月かかった。

2021年12月10日に出願。

2ヶ月程度で出るとか、
3ヶ月程度で出るとか、
いろんな情報を聞いてたから、
2月、3月になるにつれ不安にもなったが、
問い合わせメールを送れば送るほど、
先方にも負担がかかるだろうし、
待つしかないだろうと思い待っていた。

KCLは5月2日、UCLは5月16日の
11週間プリセッショナルを受けたくて、
4月27日にしびれを切らして問い合わせたら、

As we have a limited number of places on the programme, we want to ensure that we have enough spaces available for eligible applicants and will therefore be monitoring the amount of offers we make.  We will be placing applications we deem strong enough for the programme on hold, while we consider the number of places remaining.

という返事や、

As application decisions are not made until after the closing date, the PL will read and assess each application and make their decision.

という返事で、

つまり、基本的には、自由なだけであって、
Programme によって決め方も違う。
大学も当然いい学生が欲しいから、
ローリング方式で出願者の中から、
いいと思う人を取ってく方法が多いのかもしれないけれど、
必ずしも早い者勝ちじゃないんだってこと。

上の返信を見ると、
みんながそうかのようだけど、
それもわからないしね。

この人は絶対に欲しい!という人は、
それでも早くオファーを出している可能性はあるし、
この人はいいけど、
もっといい人いるかもしれないし、
ってときにこうしてプールして
判断するのかもしれないし。

あるいは、今回、
僕が Programme Director の先生から
いただいたメールには、
連絡が遅くなっていて申し訳ない、
今年は出願者が多く、
Admission Office も大変で、
やっと自分のところにあなたの書類が回ってきた。
そして、それを見てすぐに連絡している。
みたいな感じで書いてあったし。

むしろ、

We can confirm that your application has been assessed and has been considered strong enough to be placed on hold and so there will be a further delay in providing you with a decision at this time. 

こういう考え方もあるから、
遅くなって不安になっている人、
絶望にはならず、
あるいは遅いことにイライラせず、
冷静に、適切に問合せるなど、
するべきことをしたほうが良いと思う。