本|2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

 

 

2017年の本。

前半は、過去から今までの世界がどれだけ進歩したかってデータ。そのよくなる過程で、どれだけ悪いことがあったかってデータも。中盤は、そんなふうに世の中良くなったけど、今、こんな悪いデータがある。だから、安穏としちゃいられない!悪は迫ってきている!!みたいな。

そして、彼の未来予測がずらずらと。でも、ちょっとよくわかんなかったなぁ。

いや、すごいなーと思うけどね。こんだけのデータ集めて、それに照らして自分の考えを書くのはすごい。けど、なんか、コメンテーターの人の話を聞いてるみたいな感じ。

ちなみに、こんな記述があって、タイムリー!ってなった。

ロシアはクリミア(クリミアは電力供給をウクライナに依存している)とウクライナ東部の独立派の拠点地域を結ぶ細長い一帯を、またしても占領するだろう。アメリカとヨーロッパは、ロシアのこうした侵略を思いとどまらせるためにウクライナへの支援を強化する。ウクライナに武器を供与し、北大西洋条約機構NATO)にウクライナを加盟させることを検討する。アメリカとヨーロッパのこうした動きを開戦事由と解釈するロシア政府は、アメリカに向けて先制攻撃を仕掛ける。

引用:2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ! 168p

後半のNATOウクライナを加盟させる、あたりからは今の所、西側諸国は避けてるけど、どうなるかなぁ。

なんだか、現実味があるもの、そりゃそうなるわなってもの、えー?そんなふうになるー??ってもの、いろいろあったから、結構流し読みしちゃったけど、2030年になって振り返ったら、アタリさんすごい!ってなってるのかも。