本|WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか?

£1 = ¥159.88

おかえり!150円台!
まぁまぁ、落ち着いて。
少しお茶でも飲んでって。

 

 

んーー、、、、よくわからない本だった。

感想は、ブロックチェーン技術は、
何かで使えたりするんだろうけれど、
社会の根本、思想を変えるほどのインフラになるイメージはわかないな・・・
って感じ。

読後の印象に残っている、
へーーー!!!ってことは、
中田敦彦さんのYoutubeで紹介されていること。

 

 

ブロックチェーン

この4つの既存技術を組み合わせたネットワーク技術。

思想は、中央集権型からの脱却。
P2P技術を用いて、自立分散型のネットワーク構築。

それを成立させるために、
他の3つの技術を用いて、
セキュリティや秩序を担保する。

それがブロックチェーンの実態(という理解)。

前半4分の1までは、
これまでの通信・ネットワーク技術が、
どのように変わって、
それによって社会がどう変わったか。
B to B から C to C に変わりつつあるとかね。

残りの前半は、
ビットコインの説明。
ブロックチェーンの説明というより、
ビットコインの説明、
とも言えるし、
ビットコインの例を通じて、
結果ブロックチェーンのことも知れる、
みたいな仕組みになってる。

そして、後半から、
タイトルにある
なぜ、ブロックチェーンなの?
が始まるんだけど・・・

僕の感想は、
ブロックチェーンは可能性のある技術だけど、
世界を覆すものにはならんな、、、
って印象。
印象ね。

あーー、著者はこれを説明したくって書いたんだなぁ、
って箇所。

ブロックチェーンはどうして、本格的な普及のステージに進んでいないのか。私は日々、IT業界だけでなくいろいろな産業の方々とお話をさせてもらっていますが、その中で、ブロックチェーンに関してみなさんが感じている壁があるように思います。それは、「なぜ今ブロックチェーンを導入する必要があるのか」「なぜ既存技術ではダメでブロックチェーンならいいのか」という疑問です。すなわち、「Whyブロックチェーン?」という問いにうまく答えられていない、ということです。

引用:WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか? 131p

で、それにそって著者は説明していく。

著者は、ブロックチェーンに大きな可能性があると思ってると思う。
僕も、可能性はあると思う。

けど、社会情勢をみたときに、現実的じゃない。
著者もそう言ってるし、僕もそう思う。

法律は超えられない、既得権益が強い、一件のデータが大きい場合、特定データを検索して取り出したい場合、管理対象が個体管理に向かない場合は、ブロックチェーンには向かない。

もう、この時点で、ん?っていう。

GAFAが牛耳る中央集権が、
ブロックチェーンの分散型で崩れ、
彼らの専制時代は終わる!
個人の力が勝つ!
民主的な世界を!

なんてならん。
革命が起きない限り。

国民を管理することで成立させている国、
それがなくなるって?

情報はいまや資産。
それを強大な力を持った組織が手放す?
情報取得競争から降りて、
「うち、分散型でいきますわー!」
なんて企業現れる?

ブロックチェーンが向かない場合に対して、
それはブロックチェーンではなく、
他の既存技術を用いて、、、、
って、その既存技術自体、管理されてたら、
その時点で分散型じゃなくなります?

だから、結局、著者も書いている通り、

それぞれをクローズアップしてみると、突き詰めていえばやはり中央集権のコミュニティです。上の図のような絶対的な中心はないものの、それぞれが小さくとも集まりを成していますから、ある意味で集権的な要素は残ります。ですからいきなり「中央集権型から分散型」と変化するというよりも、「中央集権型から非中央集権型」になるイメージです。すべてが完全に分散するのではなく、中央集権のコミュニティがたくさんできて、それがつながる。真ん中の図はそれを表現しています。

引用:WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか? 175p

私の考えでは、分散型というのは飛躍しすぎていて未来の話に属します。まったく集約地点のない、完全な分散状態というのはそうそう実現するものではありません。この世界観を追い求めると投資がかさみすぎる。現実的な意味でブロックチェーンを活用したいのであれば、この真ん中の、DAOの発送に立っていただくのが一番です。

引用:WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか? 176p

膨大なデータを原則的に1カ所に集約するAIは中央集権的で、まさに中央集権にできている今の世の中には取り入れやすい。誰か偉い人や大きな組織に権力と責任が集中していて、そこに情報も集まるのが今の社会です。AIとは親和性が高いと思いませんか。

その反面、非・中央集権的な特性を持つブロックチェーンはというと、情報を分散させるとか、管理者がいないとか、責任も分散するとか、馴染みのない説明になる。頭の体操として面白がる人はいても、今の社会で導入を組織決定できるような企業・団体は残念ながらそう簡単には見つかりません。

引用:WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか? 181p

当分の間、既存技術によるシステムも、ブロックチェーンも世の中に並存していく。ただ、ブロックチェーンのような考え方が、既存技術で対応しきれなかった課題を解決していく形で、じわじわと広がっていくことが予想される。変化はゆっくりと、しかし必然的にやってくるものだと思います。ブロックチェーンは私たちの社会を、組織を、少しずつ変えていくことになるでしょう。

引用:WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか? 167p

ていう話なんだなぁ、、と理解。
だから、GAFAを倒してどうのこうのじゃない。

「じゃぁ、どんな形になっていくか?具体的には?」
って話について、
著者が言ってるのは、
本の中でも少し紹介されてる、
要はWinnyみたいな感じなんだろうなーって。

薬局のネットワーク構築とか、
なるほどー!

ってなったよね。

でも、その他、具体的なものは乗ってない。

こんなことにも活用できる、
みたいに書いてたけれど、
「んーーー、それ、開発費かけて、
わざわざブロックチェーンかする?
既存技術の応用で実現しちゃうくない?」
とか
「え、それ、実現の意味?」
って。

分散型は非現実的だから、非・中央集権型、
っていって、
LINEなんかがそんな感じ、
っていってるけど、
「んーーー、LINEて中央集権型じゃないん?」
「てか、ブロックチェーン使ってなくても、
非・中央集権型を実現できちゃうなら、
既存の技術でできちゃうってこと?」
とか、疑問。

裏の仕組みがどうなっているか知らないけど、
Suicaってすごいよね。
SuicaってJR東日本でしょ?
そこにチャージしたら、
北海道のコンビニでも、バスでも、
京急でも、東急でも使えてさ、
これって、そういうことじゃないの?
薬局の薬の在庫余ったののやりとりと、
どう違うのかな。
中央で管理している人(JR東日本)が、
きっと儲けてんだろーなーとは思うけど、
その違いだけかな?
でも、富の一極集中は許さん!
だから、分散型だ!
って話でもないんだよね?
だって、それは非現実的だっていっているんだから。
ん??え??

みたいになって、ちょっと、わかってない・・・

トークンエコノミーの話もそう。
トークンを集めるメリットは?
結局、それが貨幣価値につながらないと、
人は集める?
今のポイント社会みたいに
100ポイント=100円
じゃなくても、
100ポイント=お菓子プレゼント
でもいいんだけど、
なんか、そんな風に、
直接であろうが、関節であろうが、
貨幣価値に換算できる形じゃないと
流行んないんじゃ?
で、それって、
既存のシステムでつくれたり?

たとえば、スマホで人びとに広告を見せたい企業と、広告を見てくれる人々がコミュニティを形成することも十分にあり得ます。広告を見せたい構成員が、広告を見てくれた構成員に対してお礼のトークンを贈る、といったケースです。単に広告を見ることが、同じコミュニティの別の構成員にとっては謝礼の対象になるわけです。

引用:WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか? 192p

ブロックチェーンというのは誰もが見ることができて、合意形成をする仕組みです。たとえば私の住む地域に50人の住人がいたとして、避難指示が来たときに何らかの手段で「わかりました逃げます」などのボタンを押すとする。そうすると押した人通してない人が住民には全員わかる。となれば、お隣のおばあちゃんがボタン押してない、とみんなが気付くわけです。ドアを叩きにいくことができます。全員に知らせて全員が避難できます。このような、SDGs的な社会をブロックチェーンはつくることができるのです。

引用:WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか? 195p

んーーー、自分の理解力のなさに申し訳ない気もするのですが、
この本のタイトル、
なぜ、ブロックチェーンなのか?
が理解できないまま終わってしまった・・・