論文|韓国の英語公教育政策、10年前の論文だけど面白かったー。

今日読んだ論文はこれ。

金菊熙. 2012. “韓国の英語公教育政策の現状-初等英語教育課程の推移と英語公教育強化政策内容を中心に.”

お隣の国、韓国。
文法構造が似てたりして、
日本人同様、英語習得は大変そうだなぁ、
と思いきや、

EF EPI 2021 では
37位を獲得。
日本の78位に大差をつけて。

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EF EPI 2021 – EF English Proficiency Index より

そんな韓国英語教育の
2012年までを追った論文。

韓国も日本同様、
90年台のグローバリズム到来とともに、
やべー!
って頑張り始めた感じ。

韓国は「教育課程期」というのがあって、
第1次が1954年から実施、
現在は第7次なのかな?

2015年から
2015年改訂教育課程が
大韓民国教育部から告示されてるみたいで、
7次教育課程の改正教育課程らしい。

で、1992年までの第5次教育課程期は、
英語教育は中学校からだったけど、
1992年から徐々に初等学校で選択科目として
英語教育が行われ始めたようで。

1997年に初等学校3年生から
段階別に適用されるようになって、
2000年には3〜6年生が
英語教育を受けるようになったと。

以降、回数も増えて行ったりね。

でだ、重要視されているのは、
やはり、コミュニケーションツールとしての
英語能力の獲得のようで。

受験前の余裕のある時期の海外留学、
その親の負担、
海外留学できない家庭との格差、
学校街教育市場への依拠、
公教育への批判、
など、うん、日本でも似た現象はあるかな?
って感じ。

TEE 認証制の導入で
教員の力量を高める施作もとったり。

でも、この当時で、
それもうまくいっているとは
言い難い状況があったみたい。

いやー、なんにしても、
大変だよなぁ。
日本も一緒だけど。

EFLの環境で週数時間やったところでだよ。
どれほどの英語力をつけられるんかっていう。
英語教員自信、そこまで英語力がつけられているかどうか。
そして、それを英語教員の努力に任せられたってな。

しかし、だ。
韓国は世界で37位だから、
日本よりは全然いい。
違いはどこにあるのかなあ。

単純に受験競争が激しいから、
それだけ一生懸命やってるってことなのかなぁ。

それはそうと、
下記サイト、面白かった。

EF English Proficiency Index
A Ranking of 112 Countries and Regions by English Skills

です。

興味ある方どうぞ。

www.ef.com

www.efjapan.co.jp